アクセンチュアは、復興庁の『「新しい東北」先導モデル事業』の一環として、観光をはじめとした地域経済の振興のためのモバイル端末を使ったクレジットカード決済サービスの導入戦略策定および実行に係る事業を受託したと発表した。

クレジットカード決済サービス「Coiney」

このクレジットカード決済サービスは、国内でクレジットカード決済サービス「Coiney」の開発・提供を行うコイニーによって提供される。コイニーから提供される専用のカードリーダーをスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のイヤホンジャックに挿入し、「Coiney」のアプリケーションをダウンロードすることによって、現時点でクレジットカード決済端末機を持たない店舗でも、導入費用及び月額費用は無料(決済手数料3.24%は必要)で利用することが可能となる。

運用は、9月21日から9月23日に会津若松市の鶴ヶ城で開催される「會津十楽」においてブースを出展する店舗が本モバイル決済サービスを導入して開始。また、9月24日には、本サービスの導入をさらに拡大していくため、会津若松市内の事業者を対象とした導入支援セミナーを実施する。

アクセンチュアは、会津若松市内100店舗に本システムが導入されることを支援するため、プロジェクトの企画・推進・効果検証を行う。

具体的には、サービスを普及させるための施策を検討し、地域で店舗を営む事業者を対象にしたセミナーなどを通じてサービス導入を促していく。また、サービス導入前後の売上動向を分析し、クレジットカード決済導入による消費誘発効果を検証するほか、クレジットカード売上の一部を地域に還元し、地域経済の振興に活用するモデルの検証も行う。