コープネット事業連合は、ヤンマーエネルギーシステムと協力し、9月19日より生鮮品の加工施設であるコープネットフーズ桶川生鮮センターにおいて、店舗で回収した廃食油を利用したバイオディーゼル燃料を使用し、自家発電装置の実証実験を開始すると発表した。

コープネットフーズ桶川生鮮センターに設置された自家発電装置

今回の実証実験では、バイオディーゼル燃料で駆動するヤンマーエネルギーシステムの発電装置をコープネットフーズ桶川生鮮センターに設置し、昼間の補助電源として発電利用することで、電力需要が集中する時間帯の供給電力量を低く抑える「ピークカット」に貢献する。

発電装置と合わせて熱交換器を設置し、貯湯槽への熱供給を行うことで、既存のボイラーで使用するLPG(液化石油ガス)使用量の削減にも繋げる。その結果、カーボン・ニュートラルであるバイオディーゼル燃料を使用した電力の使用とLPGの消費の削減により、年間約50トンのCO2を削減する。

実証実験は、2014年9月から2016年8月の2年間行われ、発電容量は25kW(1日14時間稼働で約10万kWh/月の発電、約17万kWh/月の温水供給熱量を想定している。