Sansanは9月16日、三幸エステートが名刺管理サービス「Sansan」を導入したと発表した。東京本社と全国5つの支店(札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)でSansanを導入している。

名刺管理サービス「Sansan」

「営業を強くする名刺管理」をコンセプトとするSansanは、社内に眠る名刺を営業活動に使える資産に変える企業向けのクラウド型名刺管理サービス。名刺をスキャナや専用のスマートフォンアプリで読み取り、オペレーターの手入力で正確に名刺情報をデータ化する。ユーザーはアプリを通じて組織内で名刺情報を共有でき、その名刺情報を元にしたマーケティングや営業活動、顧客管理といった幅広い活用が期待できる。

三幸エステートは、賃貸事務所や賃貸オフィスの仲介を手掛ける企業。これまで営業担当が交換した名刺の管理は個人ごとに行っていたが、取引先に対して組織内の誰がどのような接点を持っているのかという情報を共有する仕組みはなく、顧客情報を企業の資産として活用しきれていなかったという。顧客との関係を強化し、サービスの向上につなげるため、名刺を一元管理・共有できるツールの導入を検討していた。

そこで、名刺交換したすべての接点情報を可視化できるSansanを採用。Sansanは、個々の社員がそれぞれ登録した同一人物の名刺も、自動的に集約し、データの重複を防げる。この独自の仕組みにより、名刺をスキャンするだけでキーマンへの接点情報が漏れなく一元管理できる点を評価したという。