AvePoint Japanは9月12日、SharePoint環境における管理サービスの自動化、およびプロアクティブなガバナンスの適用を促進する「DocAve Governance Automationサービスパック(SP)5」の国内提供を開始した。

DocAve Governance Automationは、Microsoft SharePoint環境におけるコンテンツの展開、移行、再構成やライフサイクルおよび権限管理など、エンドユーザーからのリクエストを「サービスカタログ」で提供し、寄せられたリクエストを自動処理するソリューション。ライフサイクルと権限管理要求を処理することで、SharePointの活用や導入を促進するためのソリューション。

サービスカタログの一例

最新版では、SharePointとの統合部分やセキュリティを強化したほか、パフォーマンスを最適化した。

まずSharePointとの統合部分では、アクセス権がないサイトを見た場合に、Governance Automationの権限申請のサイトへ誘導し、そのページから権限申請を行えるリダイレクト機能を追加した。インタフェース面では、Governance Automationの関連情報をバナーやバッジ(小さいアイコン)で直接ユーザーに発信し、どのポリシーが適用されているか分かりやすくしている。そのほか、部署、サイトコレクションのオーナー、IT管理者など、サイト情報を可視化する機能を追加。サイトのアーカイブ、削除などのニーズが生じたタイミングで、すぐに担当者に連絡を取れるようにした。

サイト情報を可視化

セキュリティの部分では、SharePointのサイトおよびサイトコレクションの展開時に、より柔軟なセキュリティオプションが使えるようになった。展開の実行中に、特定のグループを指定し、さらに要求者がグループメンバーを追加できる。また、ビジネスユーザーが要求できるアクセス権限レベルを、管理者側であらかじめ制限することも可能だ。

パフォーマンス面では、コンテンツ データベースの自動振り分けをできるようにし、リクエストの実行結果があらかじめ指定したコンテンツ データベースの最大値、もしくはサイトコレクションの最大数を超えてしまう場合、自動的にサイトコレクションを別のコンテンツ データベースに作成するようにした。また、ユーザーに割り当てる初期のクオータを低めに設定したことで、必要に応じてユーザー自身がクオータの増減リクエストを実行することが可能になった。ストレージの全体コストを抑制するという。