楽天の子会社であるキプロスのViber Mediaは9月12日、無料通話・メッセージアプリ「Viber」のiPhone/Android端末向け最新版「Viber 5.0」をリリースした。新たにスマートフォンでのビデオ通話機能が加わり、楽天会員ID・楽天スーパーポイントとの連携が可能になった。
Viberは、これまでビデオ通話機能をデスクトップ版アプリでのみリリースしていたが、Viber 5.0により、スマートフォンでもビデオ通話が可能となった。Viberに登録している連絡先リストから簡単にビデオ通話を開始することができるようになる。
また、スマートフォンとデスクトップ版アプリのどちらからでも、ビデオ通話に接続したままシームレスに通話を転送することが可能で、その時の状況に応じてプラットフォームを選択することができる。今回のリリースでビデオ通話が利用可能になるのは、iPhoneとAndroid 4.0以降のほとんどの端末だという。
また、日本国内ではViber 5.0のリリースに伴って、楽天会員IDをViberに登録することが可能となった。楽天は2月にViberの買収を発表している。
この機能を活用して9月11日から、ユーザーの利用実績に応じて楽天スーパーポイントを付与するキャンペーン「楽天Viberスクール」を実施している。ユーザーは、楽天会員IDをViberに登録し、同アプリの各種機能の新規利用や、通話やメッセージ機能を継続利用することで、楽天スーパーポイントを獲得できる。なお、楽天会員IDをViberに登録するかどうかは、ユーザーが自由に選択可能となる。
さらにViber 5.0では、ビデオ通話に加え、相手の電話番号を登録するか、専用QRコードを読み取るだけで、相手が登録している氏名や写真などが追加されるようになり、連絡先リストの管理が簡単になった。
iPhoneアプリでは、ステッカーパックの並べ替えや、表示のオン・オフや再読み込みなどによって、ステッカーパックの管理が簡単になり、写真やビデオメッセージの送信もこれまで以上に簡単になった。またAndroidでもインタフェースデザインを一新している。