マツダは9月11日、新型「マツダ デミオ」の予約受注を開始すると発表した。
新型「マツダ デミオ」は「価値はボディサイズに比例する」という既成概念を打ち破ることを目指して開発された。走る歓びと優れた環境安全性能を、より多くのお客様に提供したいという想いが込められているため、理想的なドライビングポジションやペダル配置、安全優先のヒューマン・マシン・インターフェィス(HMI)、質感が高く精緻な内外装、人馬一体の運動性能など、あらゆる領域の品質を徹底的に追求し、「CX-5」以降の新世代商品で一貫して同社が培ってきた新しい技術やデザインが濃縮されているという。
ドライビングポジションでは、前モデルよりフロントタイヤを80mm前方に配置し、ドライバーが自然に足を伸ばした位置にペダルのある理想的なペダルレイアウトを実現。様々な体格のドライバーが最適なドライビングポジションを取れるよう、260mmのシートスライド量とし、ステアリングは上下45mmのチルト調節機能に加え、前後50mmのテレスコピック調節機能も採用されている。
パワートレインは新開発の「SKYACTIV-G 1.3」ガソリンエンジンと「SKYACTIV-D 1.5」ディーゼルエンジンを設定。「SKYACTIV-G 1.3」は、全域でトルクを5~10%アップさせるとともに最高回転数を高めることで走行性能を大きく進化させつつ、前モデル同等の低燃費を実現している。「SKYACTIV-D 1.5」はAT車で、2.5Lガソリンエンジン車並みの最大トルク250Nmを達成しており、一方のMT車ではハイブリッド車、軽自動車を除く、内燃機関搭載車として最高峰のモード燃費30km/Lを達成した。
さらに、クラスを超える、全方位の安全性能を目指して、低速走行時の追突事故による被害を軽減するよう支援する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」や、走行中に後側方からの接近車両を検知しドライバーに知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、駐車場などでバック後退する際に接近してくる車両を検知しドライバーに知らせる「リア・クロス・トラフィックアラート(RCTA)」など、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」採用。また、あらゆる方向からの衝撃エネルギーを効率的に吸収してキャビンの変形を抑制する高剛性・安全ボディ「SKYACTIV-BODY」をコンパクトカー用に進化させ、衝突安全評価を高いレベルでクリアできる優れた衝突安全性能を実現したとのこと。
希望小売価格は135万円~219万2400円、月間販売計画は5,000台。なお、発売開始予定日はガソリン車(2WD)が9月26日、ディーゼル車(2WD)が10月23日、4WD車は12月を予定している。