IDTは9月11日、ワイヤレス充電ソリューションの開発において、Intelと緊密に協力していると発表した。
両社は、これまで以上に簡単に民生機器を充電できる新世代のワイヤレス機能を提供することを目指している。開発しているのは、磁界共鳴技術をベースとし、テーブルの天板などに組み込まれた充電器から、複数の機器を同時に充電できるものであるという。IDTでは、Intelとの連携を電池切れやケーブルの煩わしさ、および旅行に充電器を持っていく必要性などといった悩みを解消しようとする、これまでの取り組みにおける最新のステップであるとしている。
また、両社はA4WP(Alliance for Wireless Power)の理事でもあり、磁界共鳴に関するA4WP規格に準拠した次世代ソリューションの定義、設計、製造を行っている。同技術は、ウェアラブルデバイスから携帯電話、タブレット、パソコンに至るまで、消費電力がこれまでより低い機器と高い機器の両方を充電する能力を有したもので、2015年の商品化を目指している。