NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は9月10日、放射線量率の計測作業を効率化して安全性を実現する「ポータブルモニタリングポスト」を「RADIEX2014」などに参考出展すると発表した。
ポータブルモニタリングポストはバッテリーを内蔵しており、三脚で現場への設置が容易だという。工事スケジュールなどに合わせて測定場所を移設できるほか、電光表示によって作業中の放射線量率を一目で確認できるため、作業現場の迅速かつ効率的な安全管理が図れるとしている。
オプションにより携帯電話回線を使ったデータの転送や測定データのWeb監視・公開もできるという。検出器はシンチレータを利用しており、測定できる放射線はガンマ線。測定範囲は0.01マイクロSv/hとなる。
参考出展する「RADIEX2014」と「RADIEX in Fukushima」は、環境放射能対策・廃棄物処理国際展で、環境新聞社が主催する。RADIEX2014は9月24日~26日に東京都・千代田区の科学技術館で、RADIEX in Fukushimaは10月30、31日に福島県郡山市の郡山カルチャーパークで行なわれる。