富士通は9月9日、三井生命保険が、営業職員向けタブレット型情報端末として、約1万台の富士通製Windowsタブレットを導入したと発表した。
三井生命では、10月より国内の営業拠点でタブレット型情報端末を活用した営業活動を開始。さらに、2015年1月からタブレット型情報端末を活用した契約手続きのペーパーレス化を順次実現することで、顧客の手続きにかかる負担を大幅に削減する予定としている。
同社は、顧客サービスの一環として、いつでもどこでも最適な商品を提案し、その場でスムーズに申し込み手続きを行えるよう、営業スタイルに合わせてカスタマイズされた特別仕様のWindowsタブレットを選んだという。
同製品は、富士通の20年にわたるタブレット型パソコンの開発ノウハウと薄型・軽量化の最新技術を結集し、各種手続きの電子化による利便性向上や、有益な情報を分かりやすく提供するためのツールとして開発された。
三井生命は本製品の利点を活かし、訪問先など場所を問わず、顧客と一緒に画面を見ながら、契約内容の確認や保険設計の作成・修正を可能にすることで、対面コンサルティングサービスの向上を図る。
高いセキュリティを確保しながら、契約に関する事務のペーパーレス化と効率化を行い、顧客サービス向上にリソースを集中することで、競争力を強化していくという。