村田製作所は9月10日、IoT機器への無線LAN組み込みを容易にする無線LAN Smartモジュールと専用ライブラリを発表した。
同社の無線LANモジュールは、TCP/IPなど通信に必要なプロトコルスタックをすべて内蔵し、UART接続に対応しているため、機器への無線LAN機能搭載が容易である。今回の無線LAN Smartモジュール「LBWB1ZZYDZ-740」も、汎用マイコン上でUART制御により簡単に無線LANをコントロールできる他、SSL対応でセキュリティも万全となっている。また、WLAN ICとしてBroadcom製「BCM43362」を採用している。外形サイズは33mm×18mm×2.5mmである。同製品により、IoT市場における新たなサービスの検討や機器の開発において、ローコストかつ短期間で高品質なプロトタイピングを可能にするとしている。
なお、同製品は、スイッチサイエンスにて9月下旬より通信販売が開始される。さらに、容易に組み込んで制御するためのmbedライブラリ「SNIC Interface」が、組み込み機器開発向けの技術フォーラム「mbed.org別ウィンドウ」にて公開される。