ジョルダンは9月8日、日本ユニシスとユビテック、日産カーレンタルソリューションと共同で、北海道・函館市において電気自動車(EV)/小型EVによるEVカーシェアローミングサービスを9月8日~11月29日の3カ月間の期間限定で実施すると発表した。
今回のカーシェアローミングサービスは、地方都市におけるカーシェアを活用した新たな低炭素型交通システムの構築を目的とした実証事業。環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受け、函館市を実施地と選んだ。
サービスは、マルチテナント方式(複数事業者による共同利用方式)を採用し、複数のカーシェアリング事業者との連携を実現。具体的には、ジョルダンが管理するトヨタコムス5台のほかに、10月以降に日産カーレンタルソリューションが管理する日産リーフ2台を追加する。
また、市内に設置された大型情報端末「函館インフォメーション」を用いてルート検索サービスを提供する。利用者が出発地と目的地を選択すると、「公共交通機関のみ」「カーシェアを含む」など複数のルートが検索される。利用者はタブを切り替えながらルート(所要時間、料金)を比較できる。
さらに、自由に乗り降り可能なワンウェイ(マルチポート型)サービスも提供。函館駅で日産リーフを借りて函館空港で返却するといった、複数ステーションでの利用者車両貸出/返却ができる。