Maxim Integrated Productsは9月8日(現地時間)、XilinxのFPGA用高速18ビットデータ収集システム(DAS)リファレンスデザイン「MAXREFDES74#」を発表した。

現在、高精度で高速のデジタル制御ループを実現することは、困難な課題となっている。同製品は、FPGAデジタル処理に基づく高精度で高速のデータ変換を必要とするアプリケーションに、18ビット収集アナログ入出力フロントエンドを提供する。また、標準FPGA I/O拡張(FMC)に直接プラグインすることが可能であり、XilinxのAll Programmable SoC「Zynq-7000」向けにハードウェアとファームウェアが対応している他、同社のPC-GUI、およびガーバーファイルも用意されている。

さらに、オンラインGUIツールによってシグナルチェーンの動作を表示できるため、波形の生成および分析に必要なスコープやその他の機器が不要になり、評価/検証フェーズが簡素化される。このように、FPGAベースシステム向けに作られたアナログ入出力用にすぐに使用できるソリューションで、高い柔軟性を備えており、試験/測定、計測、産業オートメーション、プロセス制御の各市場を含む、広範な産業および医療アプリケーションに適用できるとしている。

なお、ボードの価格は95ドル、MaximのWebサイトなどから入手可能。また、評価ソフトウェア、GUI、およびガーバーファイルはボードとともに無料で提供されている。

高速18ビットDASリファレンスデザイン「MAXREFDES74#」