アドビ システムズは、Forrester Research社発行のレポート「The Forrester Wave:クロスチャネルキャンペーン管理、2014年第3四半期」で、「Adobe Campaign」が「リーダー」に選ばれたことを発表した。
今回のForrester社のレポートには、アドビ以外にもForrester社から参加の招待を受けたベンダー企業9社が名を連ねており、クロスチャネルキャンペーン分野のベンダー9社が、41項目の評価基準で評価された。評価の対象となったすべてのベンダー/ソリューションの中で、Adobe Campaignは、「戦略」の分野で最高得点を獲得。「統合プラットフォーム、顧客プロファイル数に応じたシンプルな価格モデル、「Adobe Marketing Cloud」とのより深い連携といった特長を持つCampaignは、アウトバウンドマーケティングの各種機能やデジタル以外のチャネルも包含した、高度なコンタクト戦略を求める先進的なデジタルマーケターにとって、魅力的な選択肢となっている」と評されている。
また、今回のレポートで評価されたのは、明確な基準に準じたベンダーとなっており、デジタルチャネルと3種類以上のオフラインチャネルをサポートすること、オンプレミスのオプションを提供していること、大企業(従業員数1,000人以上)を対象としていることなどが含まれる。Adobe Campaignは、デジタルとオフラインのすべてのチャネルを横断する高度な施策を実行するマーケターに向けたキャンペーン管理機能を提供している。
昨年、Adobe Marketing Cloudのいちソリューションとなって以来、Adobe CampaignはAdobe CampaignとAdobe Analyticsの連携の強化に加えて、Adobe Experience Managerとの重要分野での連携を発表するなど、大きな進化を遂げている。マーケターは単一のデジタル資産管理レポジトリから作業を行うことや、匿名の訪問者と特定済みの顧客の両方のデータをソリューション間で連携することが可能になり、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを提供することができるようになった。さらに、独自の新価格モデルを発表し、過度な費用を支払うことや電子メールのCPM(1,000通送信当たりのコスト)にとらわれることなく、電子メールキャンペーンの拡張や統合が可能となっている。
同社のAdobe Campaignアメリカ担当バイスプレジデント・Stephan Dietrich(シュテファン ディートリッヒ)は、「企業に求められるのは、顧客とのすべてのタッチポイントを通じ、効果的かつ一貫した形でコミュニケーションを行うことができる能力です。今回、『Forrester Waveクロスチャネルキャンペーン管理』レポートで『リーダー』のポジションに位置づけられたことと、『戦略』分野で全ベンダー中最高の得点を獲得した事実により、Adobe CampaignとAdobe Marketing Cloudがお客様にとって最高の選択肢であることが実証されたと考えております」と述べてた。
なお、「The Forrester Wave:クロスチャネルキャンペーン管理、2014年第3四半期」調査レポート(英文)は、リンク先より無償でダウンロードすることができる。