ボーダーズは9月8日、消費者購買データ分析サービス「SCOOP」の提供開始を発表した。7月にリリースした家計簿アプリ「レシトク」を活用することで、より正確な購買データの提供を目指す。

日用品などの消費財メーカーではこれまで、調査会社による購買データを購入し、消費者が購買した地点のデータからマーケティング施策を検討・展開することが多かった。また、既存サービスにおける購買データの収集方法は商品のバーコードを読み取る方式が主流で、読み取り作業の負担や、購入日時 / 購入店舗 / 店頭単価の正確性に課題があるという。

SCOOPは、ポイントが貯まるスマートフォン向けの家計簿アプリ「レシトク」を活用してレシート、JANコード登録を行い、消費者パネルの読み取り作業の負荷を減らして精度の高い購買データを提供するサービス。SCOOPを使うことで、自社商品の競合ベンチマークや時間帯別購買分析、併売分析などが用意に行えるようになる。また、DMPとの連携により広告効果測定も実施できる。

SCOOPのイメージ

同サービスでは、継続的に購買情報を登録するユーザー数が8月末時点で1万9000人まで増加し、年内には5万人を突破する見込みだという。