コニカミノルタは9月8日、新技術を採用し開発を進めている「電子クリップボード」の活用方法およびサービス・ビジネスにに関してアイデアを募集する、イノベーション・コンテストを実施することを発表した。
「電子クリップボード」とは専用の感圧シートデバイスの上においた紙に記入する文字や図形をその場で電子データ化する技術。同社の専用感圧シートがあれば紙やペンの種類は選ばず、手とペンの区別がつくため紙を手で押さえながら文字を入力することができる。さらに、消しゴムで消すと、電子データも連動して消える。書いた順番、筆圧、時間などを記録することもできるという。
同コンテストの運営はオープンイノベーションを支援する米・ナインシグマが行い、応募手続きや受賞者の発表はナインシグマの公式ウェブサイトで行う。アイデアの募集期間は2014年9月8日~10月31日までとなっており、2014年12月に受賞者が発表される。賞金総額は100万円となっている。
選考・評価は「提案内容の・独自性、新規性」「実現可能性」「想定される市場規模」の観点で行われ、提案内容によってはコニカミノルタとの共同開発機会を得ることができるとのこと。
「電子クリップボード」のデモンストレーション映像 |