サイボウズスタートアップス(Cstap)は9月9日、サイボウズの業務アプリ開発ツール「kintone」内のデータを外部に公開できる連携ツール「kViewer」を発表。同日に提供を開始した。
利用できる機能に応じてライト、スタンダード、プレミアムの3種類のグレードから選べ、価格は初期費用が無料。月額料金はライトコースが6000円、スタンダードコースが9000円、プレミアムコースが1万3000円。
kViewerは、kintoneアプリに登録されたデータを、生成した専用URLを知っているユーザーであれば誰でもアクセスして内容を確認できるようにするサービス。通常、kintoneはログイン権限を持ったユーザーのみが登録内容を閲覧できる状態となっているが、kViewerを使えば、ユーザー認証を不要とし、kintone内に登録された情報を外部のサイトに公開できる。
外部に公開する情報は、各データのステータスで表示/非表示の区別が可能。例えば上長の承認前のデータは非表示で、承認されたデータだけを見せるといった運用ができる。
またkViewerは、kintoneで作成したグラフをそのまま表示し、kintone側で情報を更新した場合にリアルタイムで反映することも可能だ。
加えて、kViewerは閲覧できるIPアドレス制限も設定可能。社内からのアクセスだけに制限するなど、限定したメンバーに公開できる。
今後は、現在公開できる一覧表とグラフビューに追加して、スマートフォン専用ビューやカレンダービューへの対応を予定している。