米Twitterは9月8日(現地時間)、利用規約の改訂を行ない、eコマースサービスを提供すると発表した。利用規約の改定は、米国と同時に日本でも行なわれている。
これまでも、eコマースに参入するとの報道が米国メディアを中心に行なわれてきたが、同社のブログでTwitter Group Product ManagerのTarun Jain氏が正式にサービスのテスト中であることを明らかにした。
テストは米国の一部ユーザーを対象に行なわれており、まだ日本では行なわれていない。ただ、利用規約の改定が同時に行なわれているため、将来的にサービスがロンチされる可能性は高いと見られる。
Twitter上のeコマースサービスでは、ツイートから直接、商品を購入できる「Buy」ボタンを設置。購入完了までに、製品の詳細ページと発送先、支払い情報の入力と、数回タップするだけで操作が終わるという。Jain氏は「楽しく便利で、そして簡単なモバイルデバイスでのショッピングの始まり」になるとコメントしている。
支払い、配送先情報は暗号化されており、1回目に情報を入力すれば、その後は新たに情報を入力することなく、購入操作が完了できるようになる。また、ユーザーの許可なしに販売者と情報が共有されることもない。
なお、テストには米国のeコマースプラットフォーマー数社が参加。今後もバーバリーなどの有名ブランドや、エミネムといった有名人もテストに参加していくと発表している。
今回の利用規約改訂にあたっては、プライバシーポリシーもあわせて改訂しており、データをTwitterの関連会社である「Vine」や「MoPub」に提供する可能性があるとしている。