ユニアデックスは9月8日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドストレージサービス「Amazon Simple Storage Service(以下 Amazon S3)」と、Riverbed Technologyのクラウドストレージゲートウエイ「Riverbed SteelStore(以下SteelStore)」を組み合わせた「クラウドバックアップ最適化ソリューション」を、同日から提供開始すると発表した。
「クラウドバックアップ最適化ソリューション」は、「SteelStore」のデータ重複排除技術により、クラウドストレージに格納するデータ容量を1/10~1/30に圧縮することができる。これにより、データ転送に必要な回線帯域を効率的に使用することが可能で、高速にバックアップ処理ができる。
また、AES 256ビットの暗号化機能を用いて、「SteelStore」から「Amazon S3」にデータを保管し、さらに「Amazon S3」への転送中データについても、SSL v3を用いて暗号化する。
リストアの際は、「SteelStore」に格納されたキャッシュからデータを読み出し可能で、リストアにかかる時間とコストを抑えることができる。
さらに「Amazon S3」との組み合わせにより、ユーザーのサーバー・ストレージ環境において、事業継続に支障が起きる障害・災害が発生した場合に、「AWS」上にサービスとして用意されている「バーチャル版 SteelStore」を使用して、「AWS」上にデータを復旧させることができるため、「AWS」をDR(ディザスタリカバリー)サイトとして利用可能になる。
「クラウドバックアップ最適化ソリューション」の最小構成価格は、200万円(税別)から。同社では、関連ハードウエア、ソフトウエア、サービス全体で、今後3年間に10億円の販売を計画している。