トヨタ自動車は9月4日、米国ミシガン州のToyota Technical Center(TTC)内に設置されている先進安全技術研究センター(Collaborative Safety Research Center:CSRC)において、より安全で信頼できる交通手段の確立を目的に、先進安全技術の研究の取り組みを大幅に強化するため、新規で3500万ドルを投資すると発表した。
今回の投資は、CSRCの2017年~2021年の活動を支えるものであり、CSRCでは、特に自動運転技術や"つながる"技術などに注力しながら、より安全な次世代モビリティ社会の早期実現に向けて取り組んでいく。その際、最近のウェアラブルデバイスの普及を受けた"クォンティファイド・セルフ"の広がりなど、時流や関心をより幅広く、複合的に捉え、次世代モビリティとの連携の可能性を探っていく。
今後、具体的な研究領域として、自動運転技術や"つながる"技術に関し、ヒューマンマシンインタフェースに関するガイドラインの策定、こうした技術を安全に使うためのドライバースキルの検討、従来車と自動運転車双方が混在した場合の課題検討などに取り組んでいくとしている。