クラウド型会計ソフトを提供するfreeeは9月8日、領収書や請求書の添付機能「ファイルボックス」を追加した。

画像データを見ながら会計情報の登録ができるので、入力漏れや重複を防げる。また、freeeに取り込んだ各画像データは「未登録」「登録済み」など会計データとの結び付きが一目で分かるようになっており、受け取った領収書や請求書はまずfreeeにアップロードする習慣を付けることで、会計データとしての登録し忘れ、重複登録のチェック、請求額の払い忘れの管理などが効率よく行えるようになる。

領収書・請求書の添付機能「ファイルボックス」イメージ

画像の取り込みは、freeeのiPhoneアプリで撮影、もしくはPFU製のドキュメントスキャナ「ScanSnapシリーズ」に対応。Web版のクラウド会計ソフトfreeeからの画像取り込みも近日対応予定だ。

スマートフォンで撮影した画像は、撮影時の位置情報やカレンダーの情報を参照して会計データに登録が可能

freeeは、2013年3月にリリースしたクラウド会計ソフト。2014年9月現在、10万件以上の事業所が利用している。銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込むことで、容易に記帳を作成できる。簿記の知識がなくても使えるシンプルさ、分かりやすいユーザーインタフェースが特徴だ。これまで会計業務に多くの時間を割いていた個人事業主や中小企業経営者はfreeeを使うことで作業を短縮でき、より創造的な業務に集中できるようになる。