VMwareは9月3日(米国時間)、「VMware Delivers Ultimate Windows on Mac Experience With VMware Fusion 7 and VMware Fusion 7 Pro (NYSE:VMW)」において、Mac OS X向けの仮想化ソフトウェアの最新版となる「VMware Fusion 7」および「VMware Fusion 7 Pro」の販売を開始したと伝えた。VMware Fusion 7は今秋のリリースが予定されているMac OS X 10.10 Yosemiteへの対応を謳っている。オンラインで購入およびダウンロードが可能ですぐに利用を開始することができる。
「VMware Fusion 7」の主な新機能は次のとおり。
- Mac OS X 10.10 Yosemiteのデザインに対応したほかYosemiteの管理機能とシームレスな統合を実現
- ゲストオペレーティングシステムに割り当てられるハードウェアリソースの強化(仮想コアの割り当て16個まで拡張、ディスクスペース最大8TB、メモリ最大64GB、ビデオメモリ最大2GB割り当て可能)
- 最新のMacハードウェアへの最適化を強化。Xeon E5プロセッサ、Core i7、Core i5において最適化を強化し、マルチメディア処理や暗号/復号処理などのCPUバウンダリな処理において最大43%の性能改善を実現
- App Napサポートの改善やアイドルウェイクアップの削減などでバッテリの使用率をVMware Fusion 6と比較して最大で42%改善
- WindowsゲストにおけるRetinaディスプレイサポートの改善
VMwareではさまざまな改善によってWindowsをほぼネイティブな性能で実行できると説明している。「VMware Fusion Pro 7」はさらにUbuntu 14.04、RHEL 7、CentOS 7、Fedora 20、Debian 8などのサポート、他のVMwareプロダクトとの相互接続機能の提供、3Dアプリケーション向けにGPUを割り当てる機能の提供、iSightのサポート機能の提供などを行っている。