Twitterのサービス開始初期から、画像や動画アップロードサービスを提供してきたTwitter連携アプリ「Twitpic」が9月25日をもってサービスを終了する。

同アプリは2008年2月にサービス提供を開始。2011年にTwitter公式機能として画像アップロード機能が提供されるまで、Twitterの画像投稿連携アプリの中でも特に人気のサービスとしてユーザーに利用されていた。ほかに同様の連携アプリとしてyfrogやInstagramが存在する。

近年は公式アプリの機能も拡充しており、1度の投稿で4枚まで画像を添付できる機能などが公式クライアントで提供されている。

しかしTwitpicのサービス終了は、決して「公式クライアントの画像投稿機能」が原因ではない。公式ブログの説明によると「TwitterからAPIの利用禁止を通達されたため」だという。

Twitpicは2009年、米国特許商標庁で商標を出願。しかし、承認を得るまでに「いくつかのハードルや困難に遭遇した」(ブログより)のだという。そして数週間前、Twitterから「商標出願を放棄しない場合には、Twitter APIへのアクセスを禁止する」との連絡があり、「衝撃として受け止めた」としている。

同ブログを執筆したTwitpic創業者のNoah Everett氏は、今回の決定について「私たちのマークが私たちのものであると信じており、維持できるようにしてきましたが、残念ながらTwitterのような大企業を"交わす"リソースは持っていません。ですので、Twitpicを"シャットダウン"させていただきます」とコメントしている。

なおTwitterでは、2012年にAPIの利用規約を変更して、「悪意ある利用を防ぐため」にAPIの利用を完全承認制に移行している。