アドビ システムズは4日、同社の代表取締役社長に佐分利ユージン氏が就任したことを発表した。
佐分利ユージン氏は現職就任以前、マイクロソフトにて19年間勤務。エンタープライズサーバーやクラウドサービス、モバイルデバイスなど多様な領域において、ゼネラルマネジャーなどといったリーダー職を努めてきた。2006年~2009年までは最高マーケティング責任者(CMO)として、日本国内のマーケティングおよびオペレーションを統括。2014年7月より、アドビの代表取締役社長の職に就いている。
また、同氏は競合他社と比較した場合のアドビの強みについて聞かれると、「Adobe Creative Cloud」および「Adobe Marketing Cloud」といったふたつのクラウドサービスによって、「マーケティングプロセスを包括的に支援できる唯一の企業であること」だと語った。なお、会見の中で同氏が語ったところによると、アドビ初のハードウェアとなるデジタルペン&定規「Adobe Ink & Slide」について、現在のところ日本国内での発売時期は10月半ばを予定しているということだ。