竹尾は、さまざまな分野で活用されている「折り」の研究を紹介する企画展「紙とテクノロジー 折り紙の呼吸」を開催している。開催期間は9月26日まで(土日祝は休み)、開場時間は10:00~19:00。会場は東京都・神保町の見本帖本店2F。入場無料。
同展では、今や「ORIGAMI」と呼ばれ、数学や工学、医学で応用される技術として展開している「折り紙」の最先端の研究を紹介。さまざまな分野で「折り」の研究を行っている3名を招き、基本となる10種の折りを提示するとともに、紙がもつ手軽さや美しさ、素材感の魅力を伝えている。
「折り紙」の折り畳みパターンを利用した体内に挿入しやすい医療器具や、再生医療の応用を目指した細胞折紙技術を開発している繁富[栗林] 香織、折紙の数理とアルゴリズムに基づく設計手法(計算折紙)とその工学応用に関して理論と実践の両面からのアプローチで研究を行う舘 知宏、数十nm~数百μmサイズの“小さな機械”の研究に従事し、中でも磁気を用いた微小構造体の折り上げなど、小さな世界で有利となる原理を利用したセンサーやディスプレイなどの研究を行っている岩瀬英治が企画・監修を務めている。