ソネットは9月2日、法人向けITソリューションサービス事業「bit-drive」で運営するクラウド基盤において、在宅ケアおよび多職種連携支援を対象としたSaaS型ソリューション「bmic ZR」を提供開始すると発表した。
同サービスは、地域包括ケアにおける医療従事者や介護従事者をはじめとした多職種の連携を支援し、在宅ケアにおける業務の効率化と質の向上を目的としたもの。
「在宅ケア業務支援アプリケーション」は、訪問診療や訪問看護時に、NFCを介して在宅患者のケアに必要なデータ(バイタルデータ)を、タブレット端末・スマートフォン・ノートPCに取り込み、クラウド上のサーバへ送信することで、記録を行う。
テルモの通信機能付きバイタルサイン測定機器シリーズ「HRジョイント」と連携し、測定機器をNFCリーダにタッチするだけで、データと測定日時を自動的に取得。取得したデータはクラウド上のサーバを介して、関係者で瞬時に共有できる。
「多職種連携ビューワー」は、患者基本情報をはじめ、日常の地域包括ケアにおいて各職種間でのコミュニケーションを充実させるための各種機能が利用できる、「在宅ケア業務支援アプリケーション」による在宅ケア情報の共有のほか、多職種間での対応依頼の送受信、生活支援情報の共有など、メッセージやメモを含め、対象患者ごとに時系列で閲覧できる。
利用料金は、初期費用が1万5,000円から、月額費用が5,000円からとなっている(別途、利用者ログイン用のICカードが必要)。