図研エルミックとJVCケンウッドは9月1日、FA機器のネットワークシステムとセキュリティ機器のネットワークシステムの連携・融合を実現するソリューションを開発し、2014年12月より提供を開始する予定であると発表した。

産業機器の多くは、その分野ごとの独自ネットワークが用いられていることが多く、個々のネットワークの他分野との結合が実現できていないことが多い。しかし、同分野においてもIotやクラウドの活用などが期待されており、そうした課題の解決が求められていた。

今回の開発では、FAネットワークとして普及が進んでいる「CC-Link IE Field」と、セキュリティ機器ネットワークの標準規格である「ONVIF」をつなぐゲートウェイを開発、両システムの有機的結合を実現させたという 具体的には、ONVIFのミドルウェアをライブラリとして提供している図研エルミックの技術と、JVCケンウッドのセキュリティカメラの技術を組み合わせることで、CC-Link IE FieldとONVIFをゲートウェイでつなぎ、FA制御機器とIPセキュリティカメラシステムの融合を図ることで、さまざまな安全安心の実現を図ることが可能となるという。

FA制御機器ネットワークとIPセキュリティカメラシステムネットワークの融合のイメージ