野村総合研究所(NRI)は9月1日、「TRUE TELLER(トゥルーテラー)テキスト解析API」の提供を開始した。これは、同社が2001年から提供するテキストデータ解析ツール「TRUE TELLERテキストマイニング」を、他のシステムと連携できるようAPI化したものとなる。
TRUE TELLERとは、コールセンターへの問い合わせやアンケートへの回答など、顧客から寄せられる膨大なテキストデータを数値化・分析し、商品開発やサービスの改善などに活用するソリューション群。TRUE TELLERテキストマイニングは、同シリーズの中核製品となる。
同製品は、住宅や自動車、医薬品などの大手メーカー、通信販売会社、金融機関、マーケティング調査会社、コールセンター受託事業者などを中心に、コールセンターの問い合わせ分析やFAQ(よくある質問とその回答)の作成、顧客満足度調査、商品開発、マーケティング分析などに利用されているという。
今回のAPI化では、自社のコールセンターシステムなどの外部システムから、テキストデータを自動で取込み、1件ごとの解析処理の実行や、外部システムへ分析結果を自動配信するほか、GUIを用いたメンテナンス方式を採用しているため、各種の条件設定も安易に行うことができる。
これにより、SNSの情報を基にした自社システムの障害発見や、コールセンターへの問い合わせ内容を基にした自社製品の不具合の発見、営業担当者と顧客の対話音声やメール内容を基にした、コンプライアンス違反の発見などを実現する。
なお、価格は50万円/コア(税別)となる。