三井物産は8月29日、米国三井物産を通じて、ブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデ市に自動車向けの鋼材加工・販売事業会社 MAG Aliança Automóveis do Brasil SSC S.A.(以下「MAG社」)をArcelorMittal Gonvarri Brasil S.A.(以下「AMG社」)と折半出資で設立、商業生産を開始した。レゼンデ市では今年2月に日産レゼンデ工場が操業を開始しており、MAG社は日産ブラジル・サプライヤーズパーク内に年間16万トンの加工能力を備えている。

三井物産は、これまで世界各地の鋼材加工センター運営で培ってきた操業・営業ノウハウと、ブラジルでの事業経験が豊富なAMG社の知見を融合し、同国での鋼材加工から部品製造までのバリューチェーンの構築を目指す。