国土交通省が8月7日に発表した航空機内における電子機器の利用制限緩和が今日、9月1日よりスタートした。

これまでは、電子機器が発する電波によって、航空機の設備に影響を与える可能性があるとして、ドアクローズから上空の安定飛行時まで一部電子機器の使用が制限されていたが、今回の制限緩和で多くの電子機器が常時使用可能になる。

ただし、注意点としては、携帯電話回線(LTEや3G)に接続するスマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機について、機器の使用は解禁となったものの、「機内モード状態での使用」に限られる。搭乗する際は、機内モードに設定することを忘れないでほしい。

今回の機器利用制限緩和は、あくまで国土交通省の規定で、細やかなルールについては日本航空や全日本空輸などの航空会社Webサイトを確認してほしい。

JALの例。Wi-Fi接続の機内サービス利用のみ通信機能の利用が許されている。今後は電源を切らずに機内モードにするだけで良い

ANAの例。こちらも同様に「電波を発しない状態に設定」することで、スマートデバイスやゲーム機などを利用できる。なお、一部機材ではBluetoothの利用制限が行なわれるようだ