岩谷産業は8月28日、東京タワー南側直下に商用水素ステーションを建設することが決定したと発表した。
水素ステーションの敷地面積は1,097平方メートル(332坪)で、供給能力は340Nm3/h(1時間当たり6台の満充てんが可能)、充てん能力は70MPa(メガパスカル)。
最新の燃料電池自動車や水素関連技術を展示するショールーム機能を有した水素エネルギーの普及啓発にも活用できる施設街の景観と環境に配慮した建築デザインを特徴とする。
東京タワー南側直下に位置する建設予定地は、昭和37年に創業した現トヨタ東京カローラの発祥の地として、トヨタグループにとっても歴史的な土地。
同社は、2015年度までに東京、名古屋、大阪、福岡の4大都市圏を中心に20ヵ所の商用水素ステーション設置を自社で整備することを表明し、現在、建設に向けての取り組みを進めている。