エプソンは8月28日、対応プリンタにメールを送信して本文や添付ファイルを印刷できるサービス「メールプリント」に、安定性が高いビジネス利用向け「メールプリント プレミアム」と、宿泊・飲食業向け「メールプリント for ホテル/カフェ」を追加すると発表した。
メールプリントは、PCやスマートフォンなどからメールアドレスを持つネットワークプリンタにメールを送ることで、特別なアプリやプリンタドライバ等を使用せずにメール本文や添付ファイルの印刷が可能なサービス。プリンタ側のセットアップとEpson Connectサーバへの登録が必要だが、無料で利用することができる。
今回発表されたメールプリント プレミアムは、ビジネス向けにより安定した利用が可能な有償版。サーバ上で優先的に処理が行われ、専用の画像処理サーバも用意されるため、印刷が集中した場合にもストレスなく利用することが可能だとしている。
一方、メールプリント for ホテル/カフェは、ホテルやカフェの利用客向けにプリントサービスを提供したい宿泊・飲食業向けのサービス。メールプリント プレミアムと同様のサービスに加え、利用者がプリンタを指定して印刷する「プッシュプリント」、一時的にクラウドにデータを保存し必要なときに印刷する「プルプリント」機能を搭載。プリンタの前で印刷指示を実行することで、印刷物の取り間違えや取り忘れを防ぐ。
利用料金は、メールプリント プレミアムが5台パック4万円/1年間(税別)など。メールプリント for ホテル/カフェが1台5万円/1年間(同)となっている。いずれも発売は10月で、同社では今後1年間でメールプリント プレミアムを200本、メールプリント for ホテル/カフェは300本の販売を予定している。