ビッグデータ活用を支える基盤技術の中でも分散処理のフレームワークとして最も注目され、ビッグデータの中核的な技術となりつつあるHadoop。しかしHadoopとビッグデータの関係性や、データの運用方法について本当に理解をしているのだろうか。
2014年9月12日(金)に東京都千代田区で開催されるマイナビニュース主催「ビッグデータ活用を支えるHadoopセミナー」では、企業が集積しているデータを活用できる仕組みと運用方法について紹介する。
ビッグデータ分析×運用 5億円の売上げ改善!
基調講演には、ヤフー株式会社からシステム統括本部の角田氏と日々野氏を招き、Hadoopの導入方法から活用方法に至るまで、事例をもとにビッグデータ活用のポイントを解説してもらう。
ヤフー株式会社 角田直行氏(左) 日比野哲也氏(右) |
今回登壇する角田氏、日々野氏は、データソリューション本部にて全社横断的なデータ解析を担当。、全サービスのログを中心とするデータの収集、処理を行うインフラ基盤を中心にレコメンデーションや要素技術までソリューション全般について技術統括を行っている。
ヤフーではニュースやオークションなど、様々なサービスを提供しており、そのトラフィックから生み出されるユーザーの行動データは膨大なものになる。「ヤフーはいかにしてHadoopをビジネスに活用しているのか」と題した講演では、ヤフーがビッグデータを活用している事例と、そのデータ基盤について紹介し、ヤフーがどのような考え方でHadoopを中心としたデータ基盤を構築してきたかを解説する。
ヤフーでは収集されたデータを解析・分析することによって、具体的なサービスの改善に活用している。些細な改善であっても、大きな差が生じるケースもある。例えばデータの解析結果をもとにスマートフォン用トップページにある検索フォームの見せ方を少し変更しただけで、年間5億円もの売上増加につながった事例もあるという。
セッション概要
▽Session1
SAS Institute Japan株式会社 小林 泉氏が柔軟性と拡張性を備えたエンタープライズ・アナリティクス・アーキテクチャと、グラフィカルで対話的なインターフェースにより”データを必要とする全ての人”がHadoopを活用できる世界を紹介。
▽Session2
図研ネットウエイブ株式会社 岡田 隆志 氏がリアルタイム高速分散処理を実現するHadoop環境の構築、そしてHadoopの分散ファイルシステムであるHDFS(Hadoop Distributed File System)にネイティブに対応したEMC Isilonが紹介される。
ビッグデータとHadoopという2つのワードは知っているが、実運用に不明点が多い方や導入したが今ひとつデータを解析運用できていない方に最適なセミナーとなる。
セミナースケジュール
▽日程:9月12日(金)
▽スケジュール
【13:00~】
受付開始
【13:30~14:20】
【基調講演】ヤフーはいかにしてHadoopをビジネスに活用しているのか
ヤフー株式会社 角田 直行 氏 / 日比野 哲也 氏
【14:20~15:00】
【Session1】すべての人にHadoopの恩恵を
SAS Institute Japan株式会社 小林 泉 氏
【15:00~15:40】
【Session2】ビッグデータ活用が変わる。
図研ネットウエイブ株式会社 岡田 隆志 氏
Talend株式会社 寺澤 慎祐 氏
【15:40~15:50】
休憩
【15:50~16:40】
【特別講演】Immutable Infrastructure とこれからのWebシステム(仮)
KAIZEN platform 伊藤 直也 氏