ルイ・ヴィトンは、2014-15年秋冬コレクションのエキシビション「SERIES 1 - THAT WAS THEN, THIS IS NOW」を開催する。会期は9月8日~28日。会場はルイ・ヴィトン 新宿店。それに先駆け、渋谷スクランブル交差点のマルチビジョンをジャックしたティザー動画の放送も実施する。放送期間は9月1日~14日。

ルイ・ヴィトンの新アーティスティックディレクターであるニコラ・ジェスキエール着任後初めての秋冬コレクション広告キャンペーン「Series 1」のビジュアル

「Series 1」は、同ブランドの新アーティスティックディレクターに就任したニコラ・ジェスキエールが手がけた初めての広告キャンペーン。エキシビションに先駆けて、渋谷スクランブル交差点のマルチビジョン4面すべてをジャックし、期間限定でティーザー動画が放映される。こうした試みは、ルイ・ヴィトン史上初となるとのこと。

また、「Series 1」の広告キャンペーンは、アニー・リボヴィッツ、ユルゲン・テラー、ブルース・ウェーバーといった3人の有名フォトグラファーを起用。さまざまな考えによって構築される「ファッション」という多面的な主題についてのビジョンを共有するため、ビジュアルを「考える人」と指定。同じ日の同じ時刻に、全く異なる場所で、制作したビジュアルとなっている。

ちなみに、ブルース・ウェーバーは、マイアミでモデルのリヤ・ケベデ、ジーン・キャンベル、キルスティン・リエーグレンにカメラを向け、ユルゲン・テラーは、ヴェネツィアのジャルディーニ・デッラ・ビエンナーレ スカンジナビア館でフライヤ・ベハを撮影。そして、アニー・リボヴィッツは、ニューヨークのエルズワース・ケリー、ブライス・マーデのアーティストスタジオやストーム・キング・アートセンターにおいて、シャルロット・ゲンズブールの写真を撮った。

なお、ニコラ・ジェスキエールは、「心から尊敬する3人のフォトグラファーから、見たこともないストーリーを紡ぎ出したかったのです。互いに向き合いながら、究極的にひとつのストーリーを作り上げるというチャレンジを受けて立つことができるのは、彼ら以外にありえませんでした」と、今回携わった3名を指名した理由を語った。