理化学研究所(理研)は8月27日、発生・再生科学総合研究センター(CDB)の解体的出直しを含む、研究不正再発防止のためのアクションプランを発表した。
この中で理研はリスク管理を踏まえたトップマネージメントの強化、CDBの運営体制の構造疲労、研究不正行為に対する組織としての予防装置の不足を課題として挙げ、これに対し、ガバナンスの強化、CDBの解体的な出直し、研究不正防止策の強化、アクションプラン実施のモニタリングを4つの柱として「社会のための理研改革」を推進していくとくいう。
なお、CDBについてはシニア研究者を中心とした「中核プログラム」とセンター長直轄の「センター長戦略プログラム」を廃止するなどし、規模を半減、「多細胞システム形成研究センター(仮称)」へと名称を変える。さらに、センター長を含む運営体制も一新されるとのこと。