JR東海は8月26日、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画について、国土交通大臣に認可申請することを決定したと発表した。今回は、工事計画(その1)として、隧道、橋梁、停車場なこの土木構造物を中心に申請する。工事は認可が下りた日から着手予定で、2027年に完了予定。
総工事費は、工事計画(その1)として4兆158億円の計画で、これに工事計画(その2)として認可申請予定である見込み額を合算すると、5兆5,235億円に上る。平成21年12月の調査報告では、5兆4,300円としていたが、高性能設備の導入や労務単価の上昇が見込まれることから、935億円追加された。
駅の位置は以下のとおり。
- 品川駅 (併設:東京都港区港南)
- 神奈川県(仮称)駅 (新設:神奈川県相模原市緑区橋本)
- 山梨県(仮称)駅 (新設:山梨県甲府市大津町字入田)
- 長野県(仮称)駅 (新設:長野県飯田市上郷飯沼)
- 岐阜県(仮称)駅 (新設:岐阜県中津川市千旦林字坂本)
- 名古屋駅 (併設:愛知県名古屋市中村区名駅
車両基地は、関東車両基地(仮称、神奈川県相模原市緑区鳥屋)と中部総合車両基地(仮称、岐阜県中津川市千旦林)が新設される。
線路延長は285.6kmで、その内訳は、トンネ が246.6km(約86%)、高架橋が23.6km(約8%) 、橋りょうが11.3km(約4%)、路盤が4.1km(約2%)。 品川・名古屋間の所要時間は約40分の予定。