ICT機器のディストリビューターであるテックウインドは、台湾のQuanta Computerと提携し、同社製のデータセンター向け製品の取り扱いを開始したと発表した。

テックウインドが提携を発表したQuanta Computerは、ホワイトボックスサーバの最大手供給元として知られており、世界で1年間に出荷される800万台以上のサーバのうちおよそ7分の1を生産。クラウド事業者、Web サービス事業者に大規模採用されている。

テックウインドは今回の提携を契機に、Quanta製品を生かしたトータルなデータセンター向けソリューションの提案を行っていく。これまで大規模クラウド/Web サービスプロバイダーが主要なユーザーであったQuanta製品を、より幅広いユーザー層に活用してもらうため、機種選定から仕様のカスタマイズや技術支援など、個別のニーズに応じたきめ細やかなサポートを提供するという。

製品ラインナップとしては、スタンダードな2ソケットIAサーバである「S210-X12RS」、3Uスペースに12ノードという高密度実装を実現した「S910-X31E」をはじめとする6製品を主要製品と位置づけて標準構成モデルを展開するほか、ユーザーがオープンソースなネットワークOSを自由にインストールできるベアメタルスイッチを取り扱う。

「S210-X12RS」

「S910-X31E」

同時にQuanta Computer および国内大手サービス企業と協力し、「パーツ先出交換保守」「平日オンサイト保守」「24時間365日オンサイト保守」の各種保守サービスの提供を開始する。