ウェブルートは8月26日、セキュリティとPCゲーマーに関する調査の結果を発表した。これによると、システムのパフォーマンスを最大化するため、セキュリティ機能を無効にするなど防御を犠牲にした結果、マルウェアやサイバー攻撃に対して自らを脆弱にしてしまうゲーマーの存在が確認されたという。
同調査において、33%がセキュリティ上のトラブルに遭遇した経験を持ち、ウイルス感染によるシステムパフォーマンスの低下、個人情報の漏洩、アカウントの乗っ取りの被害にあっていることがわかった。
90%がセキュリティソフトを導入している一方、37%がオンラインゲームをプレイしている時にセキュリティソフトに不満を持っていると回答した。セキュリティソフトを導入しているPCゲーマーのうち、72%が不満を持ちつつもセキュリティソフトをそのまま使う一方、13%がセキュリティソフトを無効にしたり、12%がセキュリティソフトのゲームモードに切り替えたりしていることが明らかになった。
同社はゲーマー向けのセキュリティ対策として、「クラウドベースのマルウェア対策プログラムの導入」「ウイルス対策ソフトウェアを常に最新状態に維持」「ブラウザベースのURLフィルタリングを使用」「アンチフィッシング機能を利」「無料の公共Wi-Fiの利用の回避」の5つを推奨している。