国立科学博物館は8月26日、平成26年度の重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)として、49件を登録すると発表した。今回の登録により、合計184件の登録となる。

今回登録が決まった49件には、NECのパラメトロン・コンピュータ「NEAC-1210」、ソニーの世界初の電子スチルカメラ「マビカ試作機」、パナソニックの日本発の噴流式電気洗濯機「SW-53」、富士フィルムの世界初のレンズ付きフィルム「フジカラー 写ルンです」、シャープのカメラ付き携帯電話「J-SH04」、サクラファインテックジャパンの光学顕微鏡の「エム・カテラ(M & KATERA)(Ⅳ型)」などが含まれている。

NECの「NEAC-1210」

ソニーの「マビカ試作機」

パナソニックの日本発の噴流式電気洗濯機「SW-53」

富士フィルムの「フジカラー 写ルンです」

シャープのカメラ付き携帯電話「J-SH04」

サクラファインテックジャパンの光学顕微鏡の「エム・カテラ(M & KATERA)(Ⅳ型)」

同博物館は、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承 していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくため、重要科学技術史資料の登録制度を実施している。

登録証および記念盾授与式が9月2日に実施され、同日より9月28日まで、国立科学博物館でパネル展示が行われる。