サーコム・ジャパンは、エンタープライズ向けに、最新の無線規格IEEE802.11acに対応した無線アクセスポイント「AP331AI」を発表した。
同製品のODM提供顧客層は、通信キャリアやメーカーなどのIT・モバイル関連事業者で、公衆無線LANとしての利用を想定しているという。提供販路はサーコム・ジャパンによる直販となっている。同社のODM製品は、技術力と調達力、コスト競争力が評価され、欧米、中国を中心に採用されている。「AP331AI」の採用により、開発費用の削減、開発期間の短縮とともに、Sercommが持つ世界規模のスケールメリットを受けることができる。また、ODM開発で基本となる製品のカスタマイズでは、海外ODMメーカーを採用した際に、意思疎通の難しさなどが懸念されるが、サーコム・ジャパンが検討段階から製品出荷後まで継続したサポートを行っていくとしている。
同社では、2020年の東京オリンピックに向けて、公衆無線LANの拡充が急がれる中、タイムトゥマーケットに優れたODM製品で日本のインフラ整備に貢献するとしている。