三菱電機は、電力系統の安定化問題を解決する「自励式無効電力補償装置(SVC-DiamondTM/エスブイシーダイヤモンド)」を開発した。2016年以降の初号機出荷を目指す。

モジュールと呼ばれる単位変換器を多段に構成して1つの変換器システムを組み上げるMMC方式を採用。再生可能エネルギー導入による系統電圧の変動および送電能力の低下を無効電力の補償により抑制する。 また、電力系統解析による最適ソリューションの提案と、リアルタイムシミュレーション技術の適用により、電力品質に関するさまざまな問題を解決する。

自励式無効電力補償装置MMCモジュール参考図