CommVault Systems Japanは8月26日、統合データ管理製品「Simpana」において、クラウド管理機能と、仮想マシン管理やアプリケーションリカバリ関連のソリューション セットを発表した。

「Simpana」は、単一プラットフォームで、バックアップ、アーカイブ、レプリケーションといったデータ管理機能を実現したソフトウェア。

今回、クラウドの新しい自動プロビジョニングと管理機能がサポートされたことで、ユーザーはプライベートクラウド、ハイブリックラウド、パブリック クラウドを迅速に導入可能になった。

また、クラウド プラットフォームとして、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureのサポートが追加され、エンドユーザーによるセルフサービス プロビジョニング、リカバリ、ソフトウェア スナップショット、仮想マシンのリソース管理といった機能で、Amazon Web ServicesとMicrosoft Azure環境を支える。

新ソリューション セットは10月1日から国内で利用可能であり、ラインアップとしては、「Simpana for VM Backup, Recovery and Cloud Management」「Simpana for IntelliSnap Recovery」「Simpana for Endpoint Data Protection」「Simpana for Email Archive」がある。

Simpana for VM Backup, Recovery and Cloud Managementは、仮想マシン アドミニストレーターとエンドユーザーが、仮想化/クラウド インフラストラクチャ環境の構築、保護、最適化を行うことを実現する。新たなライセンスはソケット単位または10VM単位で課金する。

Simpana for IntelliSnap Recoveryは、データのサイズや複雑さが増してもデータ資産を十分に活用できるよう、アプリケーション整合のあるハードウェア スナップショット、レプリケーション、リカバリを統合・合理化する。ライセンスは、フロントエンド容量課金で提供する。

Simpana for Endpoint Data Protectionは、効率的にデバイスをバックアップし、セキュアなアクセスやセルフ サービス検索機能を提供することにより、モバイル ワークフォースの保護と有効活用を実現する。ライセンスは、ユーザー単位課金で提供。

Simpana for Email Archiveは、セルフ サービス アクセス、シンプルなeディスカバリーやリーガル ホールド、費用対効果の良い長期リテンションを統合することにより、生産性を向上し、コンプライアンスのリスクを削減し、洞察力を強化する。ライセンスは、メールボックス単位課金で提供され、アーカイブ、検索、コンプライアンス オプションを利用できる。

「Simpana」の導入イメージ