アクセンチュアは8月25日、神奈川県横須賀市から、市・県民税の初期段階の未納者に対して、市が架電業務を行う最適な時間帯を予測する「横須賀市市税納付推進センター架電対象者傾向分析業務」を受託したことを発表した。この業務は、2014年8月から2015年3月までの期間で実施される。
同社は本業務において、過去の架電履歴などのデータをもとに分析モデルを構築し、当該納税者が最も応答しやすい曜日や時間帯を割り出すという。分析に用いるデータは、横須賀市において、個人を特定できないようにマスキング処理などの加工を施した状態で同社に貸与される。
実際の分析作業は、福島県会津若松市のアクセンチュア福島イノベーションセンターで行われる。会津若松市は2014年5月に内閣官房から「ビッグデータ戦略活用のためのアナリティクス拠点集積事業」を推進するモデルケースに選定されている。
市税納付推進センターはこの分析結果を活用し、未納者に対する架電の応答率を向上させて、業務の効率化と納付率のアップを目指す。