古河電気工業(古河電工)グループの岡野電線は8月19日、繰り返し曲げに耐えられる極細径の産業用LANケーブルを開発したと発表した。

近年、製造設備の自動化、高機能化が進んでおり、産業ロボット界においても、過酷な環境で小スペース配線に耐えられる産業用LANケーブルの要求が高まっている。同社は、2010年に業界最細径となる外径3.1mmの極細径LANケーブルを販売開始するなど、産業用LANケーブルの高密度化に取り組んでいる。

今回、同社は従来からの得意分野であるロボットケーブル技術と極細径LANケーブルで培った技術を活かし、外径4.0mmの極細径でかつ、90度の屈曲試験1000万回以上の高耐久性が特徴の産業ロボット用LANケーブルを開発した。2重シールド構造で耐ノイズ性を高めており、細くて軽く可とう性にも優れ、過酷な環境下で使用される産業用ロボットなどのLANケーブルとして最適であるとしている。

なお、6月より販売が開始されており、今年度中に1000万円以上の売りをげ見込んでいる。

従来品と新製品の極細径LANケーブルの外観比較