産業用ロボットアームの製造を手掛けるデンマーク・ユニバーサルロボットは、同社の主力ロボット「UR5」ならびに「UR10」の次世代バージョンとなる軽量ロボットを発表した。

次世代軽量ロボットは、アブソリュートエンコーダ、調節が可能な8つの新しいセーフティ機能が搭載されたほか、装置本体とコントロールボックスの接続性の改善が図られていたり、内蔵I/Oも従来機と比べて2倍となる増加が図られている。

特にアブソリュートエンコーダの装備により、ロボットアームをより迅速に起動できるようになったとのことで、スイッチを入れるとすぐに絶対位置を認識でき、ロボットアーム初期化時のジョギングを不要にすることができるようになったとのことで、これにより、バッテリーを必要とせずに自動起動に対応したとする。

またセーフティ機能は、ソリューションごとに合わせて調節可能で、「通常」と「減速」の2つの動作モードで実行でき、ロボットの動作中に切り替えることもできるという。ただし設定は、パスワードで保護された領域でのみ変更可能で、すべてのセーフティ機能はPL dのセーフティ要件を満たしており、TÜV Nordによる認定を受けているという。

なお、これらの次世代ロボットは2014年9月に正式にリリースされる予定だという。

従来のUR5とUR10の画像