Alteraは8月18日(現地時間)、20nm FPGA/SoC向け開発ソフトウェア「Quartus II Arria 10エディション v14.0」を発表した。
開発ソフトウェア「Quartus II」は、業界最速のコンパイル時間を有し、20nmFPGA/SoCのデザインにおいて最高の性能を実現する。さらに、20nmに最適化された広範なIPコアを使用することで、FPGA/SoC「Arria 10」のデザインサイクルをより短縮できる。また、今回の「Quartus II Arria 10エディション v14.0」は、最も近い競合の20nmデザインソフトウェアと比べて、平均2倍高速なコンパイル時間を実現している。これにより、デザインイタレーションにかかる時間は短縮され、20nmデザインのタイミング収束を迅速に行うことができる。加えて、競合FPGAに比べて1グレード分以上高い性能優位性を得ることができ、最高性能の20nmデザインを実現できる。
この他、同ソフトウェアに含まれる、20nmに最適化されたIPコアは、デザインサイクルの一層の短縮を可能にする。同IPポートフォリオには、標準プロトコル/メモリインタフェース、DSPおよびSoC IPコアが含まれている。また、100G Ethernet、300G Interlaken、Interlaken Look-Aside、およびPCI Express Gen3 IPなど、高い評価を得ているIPコアはFPGA/SoC「Arria 10」向けに最適化されている。これらをFPGA/SoC「Arria 10」に実装することで、業界最高の性能が実現するとしている。
なお、「Quartus II Arria 10エディション v14.0」は、同社のウェブサイトからダウンロードでき、30日間の無償トライアルライセンスも提供されている。サブスクリプションエディションの年間費用は米国内販売価格が2995ドル(ノードロックPCライセンス時)。FPGA「Arria 10」は現在サンプル出荷中。