LINEは、世界中のLINEユーザーがスタンプの制作や販売を行うことができるサービス「LINE Creators Market」において、2014年5月8日~8月7日までの約3カ月間における販売・利用実績を公開した。
「LINE Creators Market」は、これまで企業側の販売・配布のみを展開していたLINEのスタンプを、個人・企業問わずLINEユーザーであれば誰でも制作・販売可能としたプラットフォーム。クリエイターが制作したスタンプはLINEによる審査を通過した後、「LINE ウェブストア」とLINE内スタンプショップにて販売・購入することが可能となり、スタンプ販売額のうち約50%(売り上げの半額から源泉所得税や振込手数料等を差し引いた金額)がクリエイターに分配される。
クリエイターおよびスタンプの登録受付は2014年4月17日から開始されており、8月7日までの約3.5カ月間で登録クリエイター数は14万9,000人、登録スタンプ数は3万セットを突破。参加しているクリエイターの国籍は累計で世界124カ国におよんでいるという。また、最初に審査が完了したクリエイターズスタンプの販売・購入を開始した5月8日~8月7日までの3カ月間では、クリエイターズスタンプの販売総額は12億3,000万円、購入されたスタンプ総数は 1,241万セット。8月19日時点で販売中のスタンプは1万セットに到達しているとのこと。
売り上げ10位のクリエイターの販売額は2,000万円超え
販売金額上位のスタンプ平均販売額は、売り上げ10位までの平均が2,230万円、30位までが1,290万円、100位までが650万円、200位までが410万円。前回公開された6月7日までの販売額と比較すると、上位10位までの平均販売額は約5倍(470万円→2,230万円)にまで伸びており、販売規模はサービス公開以降急速に拡大している。
一方、スタンプ1セットあたりの販売額比率では、8月7日時点で販売中のスタンプのうち 55.5%が販売額 1万円以上となるなど、販売額上位のスタンプ以外も広く購入・利用されていることがうかがえる。