Gengoは8月19日、15ヵ国のビジネス マナーが集約されたインフォグラフィック「世界のビジネスマナーガイド」を公開した。15ヵ国の内訳は、日本、米国、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、韓国、メキシコ、ロシア、スペイン、英国、中国。
「リーダーシップ & 意思決定」「社交・付き合い」「贈り物」「面会・会議」「服装」「名刺交換」「会話の話題」という7つの項目から、各国のマナーを紹介している。
日本の「リーダーシップ & 意思決定」の項目では、「根回しという文化があり、礼儀を重視する日本では、直接的な命令を下すのではなく、間接的に提案をする機会が多い」と記されている。
「社交・付き合い」については、「接待や打ち上げでカラオケに行くことがあるので、歌える曲を一曲用意しておくべき」とアドバイスしている。
そのほか、「会議では、役職が上の人から順番にテーブルの上座に座り、役職が低い人はドアに近い席に座る」「名刺は相手の座り順に合わせて並べ、会議が終わってから名刺ケースにしまう」といったマナーが紹介されている。
中国においては、「贈り物は重要で、必ずラッピングして渡す。金や赤は、縁起が良い色とされ、黒や白、青は避け、目の前で贈り物を開けてはいけない」「名刺を受け取ったら丁寧に目を通し、テーブル上に置くか、名刺ケースに入れる。受け取った名刺に何かを書き留めることは絶対してはいけない」といったマナーがあるという。
また、場をなごませる話題には、「2050年までに中国が世界最大の経済大国になると見込まれていること」「中国語を学ぶ人たちの増加」「2008年のオリンピック開催成功」などがあり、「中国の二酸化炭素排出量」「989年の天安門事件」「チベット」は話題として避けたほうがよいという。