4Dは、同社の代表でスタイリストの鷲頭マコトが、鳶(とび)服の老舗・カセヤマのアパレル販売部門を担当するマルタケの海外向け商品のデザイン、ディレクションを担当。日本の伝統的なとび服をベースに、"コンフォートゾーンで身につけたくなる服"としてデザインしたと発表した。
今回のデザインコンセプトは、「コンフォートゾーンで身につけたくなる服」。足袋や下駄と同様、海外では人気があるというとびのパンツをベースとし、これまでファッションシーンでは使用されていなかったディテールを盛り込んだ。その結果、実際にチェロのソロライブ演奏用にとびパンツをドレスに見立てて着たり、動きをダイナミックに見せたいダンサーが着たり、あるいは自転車のピスト乗りが足首が細くなっているデザインを重宝がるなど、さまざまな場面で着用されている。
また、9月に予定されているファッションウィーク(パリ・コレクション)期間中は、同市内のギャラリーにて5日間のエキシビションを開催。そのほか、パリのジャパンエキスポでの展示やアメリカのファッション誌への掲載が予定されているなど、新たなクールジャパンの切り口の一角として今後の展開が期待されているとのこと。なお、今回デザインされたアイテムは海外向けモデルのため国内での展開は未定となっているが、今後タイミングが合えば展開する予定ということだ。