医薬品等の卸売事業を行うアルフレッサは8月18日、予防接種管理システムである「ワクチンスケジューリングシステム」の提供および運営を事業とする新会社「ワクチン安全管理」を設立したと発表した。
近年、定期接種ワクチンの種類の拡大と、一部ワクチンの定期化などに伴い、接種対象者が増加したことに加え、ワクチンの同時接種が可能となったことから乳幼児のワクチン接種の種類と回数の管理が社会的な課題になっている。
この課題に対し、「ワクチンスケジューリングシステム」では、医療機関が同システムにより、各乳幼児のワクチン接種のスケジュール管理のほか、ワクチン接種予約のオンライン自動受付、接種ワクチンのロット管理や適正な数量のワクチンの発注などを行うことを可能とし、医療機関の業務効率化を図ることができる。
また、乳幼児の保護者に対しては、スマートフォンやパソコンで乳幼児のワクチン接種を予約、接種予定日をメールで受け取ることができるようになるなど、利便性の高いスケジュール管理を可能とし、乳幼児の適切なワクチン接種をサポートしていくとしている。
アルフレッサおよびワクチン安全管理はこれにより、乳幼児の保護者や医療機関等のシステム利用者の利便性および乳幼児のワクチン接種における安全性向上に貢献していく考えだという。