ソフトバンク・テクノロジー(以下、SBT)は8月18日、デスクトップ仮想化(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)のシンプルな導入・運用を支援する垂直統合型デスクトップパッケージ「vStackシリーズ」の提供を開始すると発表した。

「vStackシリーズ」の概要

本製品は、VDI環境に必要なサーバ・ネットワーク・ストレージ・ソフトウェア・基本設定作業をパッケージ化し、それらに付随するアンチウィルス・VPNリモートアクセス・認証・シンクライアント端末などもオプションとして提供する。

「vStackシリーズ」では、パッケージ化による導入フェーズの短縮はもとより、ストレージの専門知識を不要とし、導入後の管理・オペレーションを簡素化。また、ユーザー増強の際も、1Uサーバをオンラインで追加するだけで拡張できるなど、従来のシステム改修・拡張に伴う運用・コスト負担を軽減する。

さらに、同社では、VDIにおけるVSANの設計・構築はもとより、チューニングやセキュリティ、ネットワークに至るまで、自ら検証を重ねており、「vStackシリーズ」ではその経験から得たベストプラクティスを集約した。

準備されたパッケージメニューは、「vStack Starter Pack(POC:検証向け)/ユーザ数50~150人」と「vStack Rapid Pack(スタンダード構成)/ユーザ数100~1000人」の2種類。主な要素は、ベースがVMware Horizon View/VMware VirtualSAN/x86サーバ/ネットワーク機器/基本セットアップ。オプションとして、アンチウィルス/ロードバランサ /VPN/ゼロクライアント/その他。

導入例として、300ユーザを想定した場合に、vStack Rapid Packでは、従来と比較し「1/3のコスト削減」および「1/2のリードタイム短縮」が可能となっている。